最近、自宅のインターネット環境について悩んでいる方が本当に増えています。
リモートワークが当たり前になり、自宅で高画質の動画を楽しんだり、大容量のオンラインゲームをプレイしたりする機会が多くなりましたよね。
そんな中で、「光回線の工事ができない」「引っ越しが多いから固定回線は面倒」という理由で、コンセントに挿すだけのホームルーターを検討している方も多いのではないでしょうか。
特に、より高速で安定した通信を求めて、「5Gミリ波対応ホームルーター」というキーワードで検索される方が急増しています。
「5Gなら光回線並みに速いんでしょ?」「ミリ波なら爆速だって聞いたけど?」
そんな期待を胸に、最新のルーター情報を探しているあなたの気持ち、痛いほどよくわかります。
しかし、ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイルといった主要キャリアから様々なホームルーターが発売されていますが、実際に「ミリ波」に対応している機種はあるのでしょうか。
また、カタログスペック上の「最大速度」と、私たちが実際に使う時の「実測値」にはどれくらいのギャップがあるのか、気になりますよね。
この記事では、そんな疑問や不安を抱えるあなたのために、現在のホームルーター市場におけるミリ波対応の真実と、今、現実的に選ぶべき「本当に使える」おすすめの機種について詳しく解説していきます。
- 現状のホームルーター市場におけるミリ波対応の「意外な真実」がわかります
- ミリ波とSub6の決定的な違いや、それぞれのメリット・デメリットを深く理解できます
- 速度や安定性を重視した、失敗しないおすすめの機種と選び方のコツをつかめます
- 複雑なキャンペーンを紐解き、最もお得に契約するための最新情報が得られます
本記事の内容
5Gミリ波対応ホームルーターの現状と普及しない理由
「次世代の通信規格」として華々しく登場した5G。
その中でも「ミリ波」は、光回線をも凌駕する超高速通信を実現する技術として期待されてきました。
しかし、ふと気づくと、私たちが手にするスマホやホームルーターの多くは、まだその恩恵を完全には受けられていないように感じませんか?
ここでは、なぜ「5Gミリ波対応ホームルーター」が市場に普及していないのか、その技術的な背景と、メーカーやキャリアが抱える現実的な課題について、専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説していきます。

ミリ波とSub6の速度やエリアの違い
まず、5G通信について正しく理解するためには、「ミリ波」と「Sub6(サブシックス)」という2つの周波数帯の違いを知る必要があります。
ニュースやCMで「5G」という言葉を耳にしますが、実はこの2つは、まるで「スポーツカー」と「大型バス」くらい性質が異なるものなのです。
ミリ波(28GHz帯など)は、まさに「スポーツカー」です。
利用できる道路の幅(帯域幅)が非常に広いため、一度に大量のデータを猛スピードで運ぶことができます。
4Gの周波数帯と比較すると、その帯域幅は圧倒的で、理論上は下り最大数Gbps〜10Gbps以上という、とてつもない速度を叩き出します。
これが「5Gの本命」と呼ばれる理由ですね。
しかし、スポーツカーが整備されたサーキットでしかその真価を発揮できないように、ミリ波もまた、障害物がなく見通しの良い場所でなければ、その超高速通信を実現できないという弱点を持っています。
📝なぜ「帯域幅」が広いと速いのか?
道路の車線数に例えるとわかりやすいです。
- 4GやSub6:
2〜4車線の道路。そこそこ速いですが、交通量が増えると渋滞します。 - ミリ波:
20車線以上の超巨大高速道路。どれだけ車(データ)が来ても、余裕でスイスイ通れます。
一方、Sub6(3.7GHz帯や4.5GHz帯など)は、「大型バス」のような存在です。
ミリ波ほどの最高速度は出ませんが、ある程度の速度(数百Mbps〜数Gbps)を維持しながら、広範囲に電波を届けることができます。
電波には「周波数が低いほど遠くまで届き、障害物を回り込みやすい」という物理的な法則があります。
Sub6はミリ波よりも周波数が低いため、ビルの影や建物の奥まった場所にも比較的届きやすく、エリア展開がしやすいという特徴があります。
現在の日本の5Gエリアの大部分がこのSub6で構成されているのは、まずは「繋がるエリア」を広げることが最優先されているからなんですね。
ホームルーターを利用する私たちユーザーにとっても、自宅のどこに置いても「確実にネットに繋がる」ことは、最高速度以上に重要な要素です。
そのため、多くのホームルーター製品は、繋がりやすさと速度のバランスが良いSub6をメインに設計されているのです。
(出典:総務省『5Gの導入のための特定基地局の開設計画の認定』)

ミリ波が繋がらない原因
「もし仮に、ミリ波に対応したホームルーターが発売されたら、すぐにでも買いたい!」
そう思われる方もいるかもしれませんが、少し待ってください。
実は、たとえ高性能なミリ波対応ルーターを手に入れたとしても、自宅の中でその恩恵を受けるのは至難の業なのです。
その最大の理由は、ミリ波が持つ「直進性の強さ」と「遮蔽物への弱さ」にあります。
ミリ波は、光に近い性質を持っており、レーザービームのように真っ直ぐ飛びます。
そのため、基地局のアンテナと自分のルーターの間に、木一本、看板一枚あるだけで、電波が遮断されてしまうことがあります。
そして何より致命的なのが、「壁や窓ガラスをほとんど通り抜けない」という点です。
最近の住宅でよく使われている断熱材や、金属膜がコーティングされた「Low-E複層ガラス(エコガラス)」などは、ミリ波にとって鉄壁の防御壁となってしまいます。
ミリ波対応のスマートフォンを利用していると、屋外の基地局が見える場所では「5G」のアンテナがフルに立ち、爆速の通信環境を享受できることがあります。
しかし、一歩建物の中に入り、窓ガラスを閉めた瞬間に「4G」へと切り替わってしまう現象は、電波の特性上、決して珍しいことではありません。
これは、高周波数の電波が障害物を回り込んで届く「回折(かいせつ)」という現象をほとんど起こさないためです。
Sub6や4Gであれば、窓から入らなくても壁を突き抜けたり、隙間から入り込んだりしてくれますが、ミリ波にはそれができません。
つまり、ホームルーターでミリ波を使うためには、基地局が窓から直接見える位置にあり、かつ窓を開けっ放しにするか、専用の屋外アンテナを設置工事して室内に引き込む必要があるのです。
これでは、「工事不要でコンセントに挿すだけ」というホームルーター最大のメリットが失われてしまいますよね。
メーカー側もこの実情をよく理解しており、コストをかけてまでミリ波対応機能を搭載しても、多くのユーザーにとっては「宝の持ち腐れ」になってしまうと判断しているのでしょう。

モバイルルーターとの違いと価格比較
それでも、「どうしてもミリ波の速度を体験してみたい」「仕事で大容量データを扱うから、一瞬でも速い回線が必要だ」という方もいるかもしれません。
そんな方には、据え置き型のホームルーターではなく、持ち運び可能な「モバイルルーター」という選択肢が残されています。
代表的なのが、NTTドコモが販売している「Wi-Fi STATION SH-54C」です。
この機種は、現在販売されているルーターの中でも最高峰のスペックを誇り、しっかりとミリ波(n257)に対応しています。
条件さえ揃えば、下り最大4.9Gbpsという驚異的な数値を叩き出すモンスターマシンです。
また、専用のクレードル(台座)を使えば、有線LANポートも利用できるため、擬似的なホームルーターとして運用することも不可能ではありません。
しかし、ここで大きな壁となるのが「価格」です。
一般的なホームルーター(例:ドコモ home 5G HR02)の本体価格が7万円前後であり、キャンペーンで実質無料になることが多いのに対し、このSH-54Cは約9万6千円という高額な設定になっています。
しかも、ホームルーターのような大幅な割引キャンペーンの対象外であることが多く、初期費用がかなり嵩んでしまいます。
| 項目 | ホームルーター (例: HR02) | モバイルルーター (例: SH-54C) |
|---|---|---|
| 本体価格 | 約71,280円 (実質無料施策あり) | 約96,800円 (割引少ない傾向) |
| ミリ波対応 | ✕ 非対応 | ◎ 対応 (n257) |
| バッテリー | なし (AC電源のみ) | あり (常時給電による劣化リスクあり) |
| 最大接続台数 | 64台 | 16台 (Wi-Fi) / 有線時はハブが必要 |
| 主な用途 | 自宅での固定回線代わり | 外出先でのプロユース・一時利用 |
さらに、モバイルルーターはあくまで「持ち運ぶこと」を前提に設計されています。
バッテリーを搭載しているため、24時間365日コンセントに繋ぎっぱなしで運用すると、バッテリーが膨張したり劣化したりするリスクがあります(最近の機種はバッテリー保護機能がありますが、それでも過信は禁物です)。
また、Wi-Fiの電波強度も、家全体をカバーするようには設計されていません。
コストパフォーマンスと長期的な運用面での安定性を考えると、家庭用としてはやはり、据え置き型のホームルーターに軍配が上がると私は思います。

5G通信が遅い時の対策と設定方法
「5G対応のルーターを買ったのに、4Gの時より遅くなった気がする…」
「アンテナは立っているのに、全然読み込まない…」
もしあなたがそんな現象に悩まされているなら、それは「パケ止まり(パケ詰まり)」と呼ばれる現象かもしれません。
5Gのエリアは拡大中ですが、場所によっては「ギリギリ5Gの電波が届くか届かないか」という境界線のようなエリアが存在します。
ルーターは「最新の5Gを優先して掴もう」とする設定になっていることが多いため、微弱で不安定な5G電波を無理やり掴んでしまい、結果として通信エラーが頻発してしまうのです。
スマホなら少し場所を移動すれば解決することもありますが、固定して使うホームルーターではそうもいきません。
そんな時に試してほしい最強の裏技が、あえて「4G固定モード」に設定することです。
多くのホームルーターには、管理画面(ブラウザで特定のアドレスにアクセスして開く設定画面)から、ネットワークモードを「5G/4G/3G自動」から「4Gのみ」に切り替える機能がついています。
📝速度改善のワンポイントアドバイス
- ルーターの管理画面にログインします(ID/PWは本体裏のシールなどに記載されています)。
- 「設定」→「モバイルネットワーク設定」などの項目を探します。
- 通信モードを「4G(LTE)のみ」に変更して保存します。
これにより、不安定な5Gを無視して、熟成された安定感のある4G電波をガッチリ掴むようになります。
「5Gルーターを買ったのに4Gで使うなんて…」と思うかもしれませんが、快適に使えてこそナンボです。ぜひ試してみてください。
また、設置場所の微調整も侮れません。
MIMO(マイモ)と呼ばれる複数のアンテナを使う技術の特性上、ルーターを数センチ、あるいは角度を少し変えるだけで、通信速度が倍近く変わることも珍しくありません。
窓際が良いのは鉄則ですが、窓の右側、左側、少し高い位置など、スピードテストアプリを使いながら「ベストポジション」を探す宝探しを楽しんでみてください。
ドコモ等の主要キャリアの対応状況
2026年2月現在、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアが提供している主力ホームルーター製品は、残念ながらいずれも「ミリ波非対応」となっています。
これは、メーカーの技術力不足などではなく、明確な「戦略的判断」によるものです。
ここまで解説してきたように、ミリ波は屋内浸透性が低く、ホームルーターという製品カテゴリーとの相性が物理的に良くありません。
そのため、各キャリアはミリ波への対応を急ぐよりも、まずはSub6エリアの拡大(面的なカバー)や、Wi-Fi 7といった宅内LAN環境の高速化、そしてネットワーク全体の混雑緩和に投資を集中させています。
例えば、ドコモはSub6の周波数帯(n78、n79)を積極的に束ねて高速化を図っていますし、ソフトバンクは「Massive MIMO」という技術を使って、混雑したエリアでも速度が落ちにくいネットワーク構築を進めています。
つまり、現時点でのホームルーター選びにおいて「ミリ波対応かどうか」を気にする必要は全くありません。
むしろ、「どこのキャリアのSub6(または転用5G)エリアが、自分の自宅を一番強くカバーしているか」を確認することの方が、快適なネット環境を手に入れるための最短ルートなのです。
将来的には、窓ガラスに貼り付けるタイプのアンテナ一体型ルーターなどが普及すれば、家庭でのミリ波利用も現実的になるかもしれませんが、それはまだ少し先の話になりそうです。

5Gミリ波対応ホームルーターに代わるおすすめ機種
「ミリ波対応機がないなら、どれを選んでも同じでしょ?」
いいえ、決してそんなことはありません。
最新のSub6対応ルーターは、数年前のモデルとは比べ物にならないほど進化しており、光回線に迫るパフォーマンスを発揮する機種も出てきています。
ここでは、自信を持っておすすめできる「今選ぶべき4つの機種」を紹介します。

速度重視ならドコモhome 5G HR02
まず真っ先に検討候補に入れてほしいのが、NTTドコモの「home 5G HR02」です。
発売から一定の期間が経過していますが、その実力は依然としてトップクラスであり、多くのユーザーから支持され続けています。
この機種の最大の強みは、なんといっても「ドコモの高品質な通信ネットワーク」をフル活用できる点にあります。
ミリ波には対応していませんが、Sub6の帯域と4Gの帯域を複数束ねて通信する「キャリアアグリゲーション」技術が非常に優秀です。
公称スペックでは下り最大4.2Gbpsと謳われていますが、重要なのは実測値ですよね。
SNSなどの口コミや実測データを分析すると、都市部や条件の良い場所では500Mbps〜1Gbps近い速度が出ているケースも報告されています。
これは、一般的な光回線(マンションタイプなど)よりも速い数値です。
前モデルのHR01からの進化点としては、Wi-Fi 6のアンテナ性能が向上し、家の中で電波が届きにくい部屋への接続性が改善されています。
また、メッシュWi-Fi機能(EasyMesh)にも対応したので、広い一軒家で使う場合も、別売りの対応ルーターと組み合わせることで死角をなくすことができます。
📝注意点:発熱対策について
高性能なチップを積んでいるため、長時間通信を行うと本体がかなり熱くなることがあります。
熱がこもると、故障を防ぐために一時的に速度を落とす「サーマルスロットリング」が発生する可能性があります。
- 直射日光の当たる窓際(特に夏場)には置かない。
- レースのカーテン越しにする。
- 必要であれば、USBファンなどで風を当てて冷やす。
といったちょっとした工夫をすることで、安定して高速通信を維持できますよ。
au・WiMAX L13の実測と評判
次におすすめなのが、auおよびUQ WiMAXで取り扱われている「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」です。
この機種は、ZTE製でスタイリッシュなデザインが特徴ですが、中身はガチガチの実力派です。
最大の魅力は、次世代のネットワーク技術である「5G SA(スタンドアロン)」に対応している点でしょう。
現在主流の5G(NSA)は、制御信号のやり取りに4Gの設備を借りていますが、SA方式はすべてを5Gの設備で行います。
これにより、通信の遅延(ラグ)が大幅に改善されることが期待されています。
FPSなどのオンラインゲームをプレイする方や、リアルタイム性が求められる株取引などをする方にとって、この「低遅延」は速度以上に重要なスペックです。
さらに、ハードウェア面でも見逃せないポイントがあります。
背面に搭載されている有線LANポートの一つが、「2.5Gbps」に対応しているのです。
一般的なルーターのLANポートは1Gbpsが上限ですが、L13なら、5G回線が1Gbpsを超す速度を出した時に、その速度をロスすることなくPCやゲーミング機器に伝えることができます。
「Wi-Fiは不安定だから有線で繋ぎたい」というゲーマー思考の方には、HR02よりもこちらの方が適しているかもしれません。
📝WiMAXの速度制限はもう古い?
以前のWiMAXには「3日で15GB」といった厳しい速度制限がありましたが、現在はその制限が撤廃されています。
一定期間内に大量のデータ通信(テラバイト級など常識外れの量)を行わない限り、実質無制限で利用できるようになりました。
また、通常モードで繋がりにくい場所でも、auのプラチナバンド(800MHz帯)を使える「プラスエリアモード」があるため、山間部やビル街での繋がりやすさも向上しています。
ソフトバンクAirターミナル6の評価
ソフトバンクの最新機種「Airターミナル6」は、他社にはない最新規格をひっさげて登場しました。
それが、「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」への対応です。
これは、インターネット回線そのものの速度ではなく、ルーターからスマホやPCまでの「宅内通信」を劇的に高速化する技術です。

「家の外まで速い回線が来ていても、家の中のWi-Fiが遅ければ意味がない」
Airターミナル6は、まさにこのボトルネックを解消するための製品です。
最新のiPhoneやAndroidスマホ、PCは続々とWi-Fi 7に対応し始めています。
Wi-Fi 7には、複数の周波数帯(2.4GHz、5GHz、6GHz)を同時に使ってデータを送受信する「MLO(マルチリンクオペレーション)」という機能があり、これによって通信の安定性と速度が飛躍的に向上します。
また、ソフトバンク独自の「アンテナセレクション」技術も健在です。
内蔵された複数のアンテナの中から、その瞬間に最も感度の良いアンテナを自動的に選んで通信してくれるため、自分であれこれ向きを調整しなくても、置くだけで最適なパフォーマンスを発揮してくれます。
ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っている方なら、セット割(おうち割 光セットなど)が適用されるため、経済的なメリットも非常に大きいです。
最新キャンペーンと実質価格の比較
ホームルーターを選ぶ際、スペックと同じくらい、いやそれ以上に重要なのが「お金」の話ですよね。
各社とも、顧客獲得のために激しいキャンペーン合戦を繰り広げています。
ここでは、2026年2月時点での傾向と、賢い契約の仕方について解説します。
| 機種名 | 提供元 | 主なキャンペーン傾向 (2026年2月) |
|---|---|---|
| home 5G HR02 | ドコモ | ・dポイント(期間・用途限定)15,000pt〜還元 ・月々サポートで端末代金(約7万円)が実質無料 ・29歳以下限定の割引施策など |
| Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | au / UQ WiMAX | ・au PAY 残高還元(10,000円〜20,000円相当) ・「WiMAX +5G割」で月額料金を13ヶ月間割引 |
| Airターミナル6 | ソフトバンク | ・代理店経由で高額キャッシュバック(30,000円〜50,000円) ・「月月割」で端末代金が実質無料 ・他社からの乗り換え違約金満額還元 |
特に注目すべきは、ソフトバンク(モバレコAirなどの代理店を含む)のキャッシュバック戦略です。
条件次第では、現金で数万円が戻ってくるため、2年間の総支払額で計算すると、他社よりも圧倒的に安くなるケースがあります。
また、現在他社の回線を使っていて解約金が発生する場合でも、ソフトバンクならそれを還元してくれるキャンペーンが強力です。
一方、ドコモは「home 5G セット割」による、家族全員のスマホ代割引が強力です。
目先のキャッシュバックは少なく見えても、家族3〜4人でドコモを使っているなら、毎月の通信費全体ではドコモを選ぶのが正解になります。
「実質無料」という言葉には注意が必要です。
これは「36回払いの端末代金と同額を、毎月の通信費から割り引く」という仕組みが一般的です。
つまり、3年以内に解約すると、端末の残債(数万円)を一括で支払わなければならなくなるリスクがあります。
「縛りなし」と言いつつも、事実上の「端末代金縛り」があることは理解しておきましょう。
楽天モバイルのエリアとスペック詳細
最後に取り上げるのは、第4のキャリアである楽天モバイルの「Rakuten Turbo 5G」です。
楽天モバイルといえば「データ無制限で安い」というイメージがありますが、ホームルーターに関しては他社と少し異なる戦略をとっています。
まず、対応エリアに注意が必要です。
スマホの「最強プラン」では、楽天回線が入らない場所でもau回線(パートナー回線)に自動で繋がりますが、ホームルーター専用プランである「Rakuten Turbo」は、原則として「楽天回線エリア(Sub6 n77)」のみでの利用となります。
つまり、自宅が楽天の5Gエリア(または4Gエリア)にしっかり入っていなければ、そもそも使うことができません。
パートナー回線には繋がらない仕様になっているため、契約前のエリア確認は他社以上にシビアに行う必要があります。
しかし、条件さえ合えばコストパフォーマンスは最強クラスです。
月額料金自体が他社より安く設定されている上に、楽天市場での買い物がお得になる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象になります。
楽天経済圏で生活している方にとっては、毎月のポイント還元だけで通信費の一部を相殺できてしまうほどのメリットがあります。
端末代金の割引キャンペーンや、ポイント大量還元キャンペーンも頻繁に行われているので、楽天ユーザーなら一度チェックしてみる価値は大いにあります。

5Gミリ波対応ホームルーターの選び方と結論
長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
結論として、現状では「5Gミリ波対応」という言葉に踊らされることなく、ご自身の環境とライフスタイルに合ったSub6対応ルーターを選ぶのが最も賢い選択です。
最後に、タイプ別のおすすめ機種をまとめておきます。
あなたにおすすめの機種はこれ!
- 「とにかく速度と安定性!失敗したくない!」という人
👉 ドコモ「home 5G HR02」
エリアの広さ、通信品質の高さはやはり王者の貫禄。ドコモユーザーなら迷わずコレです。 - 「オンラインゲームをするし、PCを有線で繋ぎたい!」という人
👉 au/UQ「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」
5G SA対応の将来性と、2.5Gbps LANポートの実用性はゲーマー向け。au/UQユーザーにおすすめ。 - 「最新のiPhoneやPCを使っているし、安く契約したい!」という人
👉 ソフトバンク「Airターミナル6」
Wi-Fi 7対応で宅内環境を最適化。高額キャッシュバック狙いなら最もお得になる可能性大。ソフトバンク/ワイモバイルユーザーに最適。 - 「楽天経済圏の住人で、エリア内であることが確認できた!」という人
👉 楽天モバイル「Rakuten Turbo 5G」
ポイント還元を含めた実質コストは最強。ただしエリア確認は念入りに。
どの機種を選ぶにしても、最後に一つだけアドバイスさせてください。
ホームルーターが届いたら、「家の中で一番窓に近い場所」に置いてください。
できれば、窓の高さに合わせて棚などを設置し、カーテンの隙間から外が見えるような位置がベストです。
たったそれだけで、速度が2倍、3倍に変わることがあります。
5Gという目に見えない波を上手に捕まえて、あなたのデジタルライフがより快適で楽しいものになることを心から願っています。
※本記事の情報は2026年2月時点のものです。
※通信速度はベストエフォートであり、利用環境や混雑状況により異なります。
※キャンペーン内容や価格は頻繁に変更される可能性がありますので、契約前には必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
※最終的な契約判断は、ご自身の責任において行ってください。