長崎と言えば「ちゃんぽん」ですね！
「カステラ」なんてのも出てくるかもしれません。
しかし何といっても「ちゃんぽん」。
今では有名になって全国どこでも食べられるようになったちゃんぽんですが、やはりここ長崎が本場です。
ちゃんぽん発祥の店があったり、あの福山雅治が帰省するたびに食べに来るという店もあるというのはさすがですよね！
すぐにお店の紹介と行きたいところですが、まずはちゃんぽんの歴史や特徴についてお勉強してみましょう。
そんなの分かってる！
という方は飛ばして行って下さいね。
ちゃんぽんの歴史
先に言いましたように、長崎にはちゃんぽんの発祥となったお店があります。
お店の名前は四海楼（しかいろう）。
創業は明治32年。すごいです！
ここの創業者である陳平順（ちんへいじゅん）が明治中期に貧しい中国人留学生のために考案したのがちゃんぽんの初めとされています。
安くて栄養のあるものを考えていたところ、ちゃんぽんに行きついたのですね。
元になったのは、鍋で具と麺を一緒にを煮る中国料理の湯肉絲麺（トンニィシィーメン）と言われています。
ちゃんぽんの特徴
ちゃんぽんと言えば、たくさんの具とスープと麺を一緒にして作る「鍋炊き」が特徴ですね。
まず具材を鍋で炒めて、鶏がらと豚骨のスープを入れた後に麺を投入。
日本のラーメンと違って最終的には全て一緒に煮立てるのですね。
麺
日本では馴染みの深い「かんすい」を使わずに、「唐灰汁（とうあく）」というものを使います。
これを使うことで独特の歯ごたえと風味が出るのです。
スープ
鶏がらに豚骨を混ぜた白湯スープを使用するのが主流です。
これは考案時に、栄養価を高めるためにと考えられたものなのですね。
具材
豚肉のほか、海産物豊富な長崎らしいエビ、イカ、アサリが定番。
かまぼこは赤と白のツートンカラーの長崎はんぺんという特徴的なものが使われます。
野菜で欠かせないのはキャベツともやしですが、店によっては玉ねぎやチンゲン菜が入るものもあります。
それでは次からは長崎のちゃんぽんのお店を紹介していきますね！
四海楼（しかいろう）
創業は明治32年。
ちゃんぽん発祥の店として伝統の味を守る一度は行ってみたい老舗店です。
ちゃんぽん（972円）
鶏がらと豚骨のブレンドスープに太麺というこれぞちゃんぽんという王道の一杯！
彩り鮮やかな錦糸玉子がとてもきれいです。
営業時間
11：30〜15：00・17：00〜20：00
アクセス
電停大浦天主堂下から徒歩１分
思案橋ラーメン
ラーメン店系の長崎ちゃんぽんの代表格ともいえるお店。
長崎県出身の歌手、福山雅治さんも帰省のたびに食べに来る店としても有名なお店です。
ちゃんぽん（800円）
豚骨ベースの濃厚な白湯スープに、平たい特性麺、食べやすく細ぎるにされた具が渾然一体となっています。
営業時間
11：30〜午前4：00
アクセス
電停思案橋から徒歩１分
江山楼（こうざんろう）中華街本店
市内に３店舗を構える地元でもおなじみの中華料理店です。
お値段も良いですが味も良いです！
王さんの特上ちゃんぽん（1,500円）
フカヒレやホタテ、ナマコなど、厳選された豪華な具材を使ったゴージャスなちゃんぽんです。
鶏がら100％とは思えないコクのある脳娘な味わいのスープは後を引くおいしさです！
営業時間
11：00〜20：30
アクセス
電停築町から徒歩２分
康楽（かんろ）
康楽と書いてかんろと読むんですね。難しい！
そんな康楽はすっきりの塩味の清湯が特徴のお店。
思案橋のグルメ通りの一角にあるので、飲んだ後の締めに食べに来る人が多い人気店です。
ちゃんぽん（830円）
鶏がらのみで豚骨は使わないというスープは透明感のある清湯。
すっきりとした塩味で最後の一滴まで飲み干せると評判のちゃんぽんです。
営業時間
18：00〜24：30
アクセス
電停思案橋から徒歩３分
永盛楼（えいせいろう）本店
新地の中華街に位置する、69年続く老舗の中華料理店です。
特製ちゃんぽん（1,000円）
鶏がらよりも身が多くついた「中がら」を使い、少量の豚骨を加えることで、スープにコクをプラス。
18種類もの具材で彩りが良いうえに、味が染みた中太麺も美味です！
営業時間
11：15〜14：30・17：00〜18：30
アクセス
電停築町より徒歩１分。
どの辺にあるの？
お店の紹介に地図を載せていますが、長崎の中ではだいたいどの辺にあるのか知りたいと思いませんか？
というわけで、全体の地図を載せてみました。
これで全体像をつかんで来店の参考にして下さいね。
距離的に言うと、思案橋ラーメンと康楽、江山楼と永盛楼が近いので、ちゃんぽんのはしごなんかいいかもしれませんね。
最後に
さすが本場、長崎にはまだまだちゃんぽんのおいしいお店がたくさんあります。
特に多いのは電停思案橋や電停築町界隈。
いろいろ探してみませんか？
