安芸灘(あきなだ)とびしま海道は7つの橋がつなぐ海の道です。
場所は本州と四国に挟まれた、しまなみ海道の西側。
広島県の呉から続く県道を走っていくのです。

途中には
- 下蒲刈島(しもかまがりじま)
- 上蒲刈島(かみかまがりじま)
- 豊島(とよしま)
- 大崎下島(おおさきしもじま)
- 岡村島(おかむらじま)

の5つの島と7つの橋があり、観光とグルメを楽しむことが出来ます。
ここでは、そんな安芸灘とびしま海道の観光とグルメの情報を紹介していきます。
安芸灘とびしま海道の場所
安芸灘とびしま海道は、広島県と愛媛県の間の瀬戸内海に位置します。
東にはしまなみ海道があり、まさに海と橋の競演といった場所なのですね。

安芸灘とびしま海道の観光とグルメ
それでは安芸灘とびしま海道の観光とグルメ情報を島ごとに紹介しましょう。
下蒲刈島の観光とグルメ
古くから内海航路の玄関口として栄えた島です。
石膏の道と伝統的な日本建築の家々が趣を感じさせます。
●松濤園(しょうとうえん)
三之瀬瀬戸の急潮を借景に、青々と茂る松の庭を楽しむことが出来る資料館です。
園内には4つの資料館があり、建物はそれぞれ日本各地から移築、または復元した日本家屋を活用しています。
➀朝鮮通信使資料館 御馳走一番館
朝鮮通信使の歴史を紹介しています。
➁陶磁器館
古伊万里の名品を展示した資料館です。
➂あかりの館
世界中の灯火器コレクションが楽しめます。
➃蒲刈島御番所
江戸時代にこの下蒲刈島にあった御番所を復元した建物です。
住所:呉市下蒲刈町下島2277-3
電話:0823-65-2900
時間:9時〜17時
定休:火曜日
●海駅三之関
お土産屋さんです。
看板商品は注文を受けてから揚げるじゃこ天。
他にも柑橘のマーマレードなど、特産品を使った商品がたくさんあります。
住所:呉市下蒲刈町下島2361-7
電話:0823-70-8282
時間:9時〜17時
定休:火曜日
上蒲刈島の観光とグルメ
マリンレジャーが充実しているリゾートアイランド。
古代塩「海人の藻塩」の生産地でもあります。
●広島県立 県民の浜
日本の渚百選や日本の海水浴場百選に選ばれたビーチがあります。
テニスコートや多目的グランドも整備された一大健康保養地。
住所:広島県呉市蒲刈町大浦7605
電話:0823-66-1177
豊島の観光とグルメ
古い町並みと眺望が美しいのが豊島。
古くから漁業とフルーツの栽培が盛んで、珍しい渡り鳥の「あび」を見ることが出来ます。
●まりちゃん
路地の奥にあるまりちゃん。
実はお好み焼き屋だったりするのですが、太刀魚を使った名物の豊島ラーメンは地元御用達のソウルフードです。
住所:呉市豊浜町豊島3597-1
電話:0823-68-3199
時間:9時〜18時
定休:第2・第3水曜日
大崎下島の観光とグルメ
江戸風情漂う港町は映画の舞台にもなったほどで、瀬戸内海国立公園にも指定されるなど多島美が美しい地域となっています。
国産レモン発祥の地でもあります。
●御手洗町並み保存地区
御手洗地区は歴史的・文化的に貴重な史跡を有していることから「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
ここに並んでいる江戸~昭和初期に建てられた建築物は一見の価値ありです。
住所:呉市豊町御手洗
電話:0823-67-2278(潮待ち館)
★紹介したそれぞれの場所を記しておきます。

やっぱり安芸灘大橋
安芸灘とびしま海道のメインといえばやっぱり安芸灘大橋です。

呉から安芸灘大橋を渡ってとびしま海道をめぐるのは岡村島まで。
なので、安芸灘大橋はとびしま海道観光のスタート地点であり、ゴール地点でもあるのです。
本土側に「安芸灘公園」、下蒲刈島側に「白崎園」があり、安芸灘とびしま海道のゲートウェイとして訪れる人を出迎えています。

最後に
瀬戸内海の島巡りというとしまなみ海道が有名ですが、穴場ともいえるのが安芸灘とびしま海道の島巡りです。
昔ながらの風情を味わいながら、観光にグルメにと楽しんでみてはいかがでしょうか。