「新生活の準備を始めようと思って、信頼できるヤマト運輸で家電レンタルをしようと思ったのに、公式サイトのどこを探してもページが見当たらない……」とお困りではありませんか。実は、かつて多くの単身赴任者や学生、そしてその親御さんたちに絶大な支持を受けていた「クロネコおまかせレンタル」は、惜しまれつつもすでにサービスを終了しています。
「えっ、じゃあどうすればいいの?」「知らない業者を使うのは不安……」と思われるかもしれませんが、ここで諦める必要は全くありません。実は、ヤマト運輸の高品質な配送網(らくらく家財宅急便など)を裏側で利用している代替サービスや、引越しと同時に家具の設置まで任せられる信頼できる業者は現在も存在します。
この記事では、なぜあの便利なサービスが終了してしまったのかという背景事情から、私たちが次に選ぶべき「ヤマト品質」を受け継ぐ最適な選択肢について、業界の裏事情も交えながら詳しくご紹介します。これを読めば、サービス終了の事実に落胆することなく、むしろ以前より賢くお得に新生活をスタートできるはずです。
- ヤマト運輸の家電レンタルが終了した本当の理由と、物流業界の現状
- ヤマトの配送ネットワークを実質的に利用できる代替サービスの具体的紹介
- 中古家電を購入して自分で運ぶ場合と、レンタルを利用する場合の厳密な費用比較
- 大型冷蔵庫やベッドをレンタルする際に知っておくべき、配送の「150kg制限」や「高さ制限」
本記事の内容
ヤマト運輸の家電レンタル終了の真実と現状
かつて「引越しとレンタルはヤマトにお任せ」というのが、単身者の賢い処世術でした。それほどまでに便利で浸透していたサービスが、なぜ突如としてなくなってしまったのか。そして現在はどのような状況になっているのか、気になっている方も多いはずです。ここでは、サービス終了の背景にある物流業界の事情や、それによって私たちが直面している課題について、少し踏み込んで整理していきます。

クロネコおまかせレンタルが終了した理由
私たちが絶大な信頼を寄せていた「クロネコおまかせレンタル」が終了してしまった背景には、単なるサービスの不採算といったレベルの話ではなく、ヤマトグループ全体、ひいては日本の物流業界全体が抱える大規模な構造改革が深く関係しています。
かつてのヤマトホームコンビニエンスは、引越し部門とレンタル部門が密接に連携し、「運ぶついでに貸す」「貸したものを運ぶ」という相乗効果でサービスを提供していました。しかし、ニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、昨今の物流業界は深刻なドライバー不足や、トラックドライバーの労働時間規制強化に伴う「2024年問題」に直面しています。限られたドライバーとトラックのリソースを、いかに効率よく回すかが企業の存続に関わる重大なテーマとなっているのです。

こうした状況下で、ヤマトグループは「Oneヤマト」というスローガンのもと、経営資源を本業である「輸配送(運ぶこと)」に集中させる決断を下しました。家電レンタル事業は、商品の在庫管理、クリーニング、メンテナンス、保管スペースの確保など、物流以外の業務負担が非常に大きいビジネスモデルです。「餅は餅屋」という言葉があるように、レンタル事業は提携する専門業者に任せ、ヤマト自身は社会インフラとしての「高品質な配送」に特化する。そういった経営判断が働いたのだと推察されます。
ユーザーである私たちとしては、あの便利なワンストップサービスがなくなるのは非常に残念ですが、物流クライシスが叫ばれる昨今の情勢を鑑みれば、致し方ないことなのかもしれません。この事実を受け入れ、現在は「モノを貸すのはレンタル会社、それを運ぶのはヤマト」という分業体制がスタンダードになったと理解する必要があります。
単身赴任や学生に支持された強みとは
今振り返ってみても、ヤマトのレンタルサービスがこれほどまでに支持され、多くの人の記憶に残っている理由は、「物流とレンタルの垂直統合」が生み出す圧倒的なユーザー体験(UX)にあったといえます。
通常のレンタル会社では、商品を発送した後は外部の運送業者に委託するため、配送時間の細かい指定が難しかったり、搬入時のトラブル対応が遅れたりすることがあります。しかし、ヤマトの場合は「自社のトラック」と「自社のスタッフ(または専属のパートナー)」が来てくれるという安心感が別格でした。これは、特に初めての一人暮らしで不安を抱える学生さんや、その親御さんにとって非常に大きな価値だったはずです。

「制服を着た見慣れたクロネコヤマトのドライバーさんが来てくれる」という心理的安全性は、何にも代えがたいものでした。また、物流のプロフェッショナルであるため、狭い階段や玄関での搬入技術、壁や床を傷つけないための養生(保護)技術が極めて高く、安心して作業を任せることができました。さらに、もし不在にしてしまっても、ヤマトの強固なネットワークによる柔軟な再配達対応がありました。
加えて、引越しの荷物と一緒にレンタル家電が届くという利便性も強力でした。鍵を受け取った入居初日に、自分の荷物と同時に冷蔵庫や洗濯機が届き、すぐに生活が始められる。この「待ち時間ゼロ」の快適さは、引越しとレンタルを一社で完結させていたヤマトならではの強みだったのです。この成功体験が強烈だったからこそ、サービス終了後もなお「ヤマトで借りたい」という検索が後を絶たないのでしょう。
一人暮らしの引越しで直面する課題
ヤマトのワンストップサービスが利用できなくなった今、私たちが一人暮らしの引越しで直面するのは、「配送と設置の分離」という深刻な課題です。これは実際に体験してみないと気づきにくい落とし穴でもあります。
例えば、コストを抑えようとしてネットオークションや格安の中古家電ショップで冷蔵庫や洗濯機を買ったとします。多くの一般的な配送業者(宅配便)は、「玄関先までの配送(軒先渡し)」が基本ルールです。つまり、重さ30kg以上ある洗濯機や冷蔵庫が、アパートの玄関やエントランスに「ドン」と置かれて終わり、というケースが多発しています。そこから部屋の中まで運び入れ、洗濯機の給排水ホースを正しく接続し、冷蔵庫の水平を取って設置する……これらすべてを、引越し当日の疲れた体で、自分一人でやらなければならないのです。水漏れ事故のリスクを考えると、素人の設置は危険でもあります。

また、さらに深刻なのが「引越し難民」問題です。特に3月から4月にかけての繁忙期は、引越し業者のトラックが全く捕まらない、あるいは通常期の3倍以上の料金を提示されるという事態が常態化しています。「荷物を運びたくても運べない」という状況下で、家電まで個別に手配して配送日を調整するのは至難の業です。
以前なら「クロネコおまかせレンタル」に申し込むだけで、これらの面倒な調整や設置作業を一発で解決できていました。しかし今は、自分で信頼できる配送設置込みのレンタル業者を探し出すか、高い引越し料金を払ってすべて運ぶかという、シビアな選択を迫られているのが現実です。
再開の可能性と現在の公式情報
「もしかしたら、時期を変えれば再開しているのではないか?」「一部エリアではやっているのでは?」と期待を込めて検索される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私が現時点でヤマト運輸およびグループ会社のヤマトホームコンビニエンスの公式サイトを隅々まで確認した限りでは、家電レンタルサービスの再開に関するアナウンスは一切見当たりませんでした。
かつて存在したサービス紹介ページ(008008.jpのドメイン配下など)はすべて削除またはリンク切れとなっており、現在は「家具家電配送(らくらく家財宅急便)」や「単身者向け引越しサービス」などの輸送サービスのみが案内されています。関連するFAQ(よくある質問)からもレンタルの項目が消えていることから、これは一時的な休止ではなく、事業ポートフォリオの見直しによる完全な撤退である可能性が極めて高いと言わざるを得ません。
ヤマトグループは現在、法人向けの物流ソリューションや、EC事業者向けの配送ネットワーク強化に注力しています。個人のレンタル需要に対応するリソースを再び割く可能性は、残念ながら低いでしょう。したがって、「いつか再開するかもしれない」と淡い期待を持って待ち続けるのは得策ではありません。
しかし、悲観することばかりではありません。ヤマト自身がレンタルを行わなくなった代わりに、ヤマトの物流インフラ(らくらく家財宅急便)を配送手段として採用している外部のレンタル会社は数多く存在します。私たちは「ヤマトというブランド」にこだわるのではなく、「ヤマトが運んでくれるという実質的なメリット」を享受できる代替ルートを探す方向へ、頭を切り替えるべき時期に来ているのです。

📝物流業界の豆知識
ヤマトホームコンビニエンス(YHC)という会社自体は存続しており、大型家具・家電の配送においては日本トップクラスのシェアを持っています。現在も多くのレンタル会社やリサイクルショップが、配送の「委託先」としてYHCを利用しています。つまり、申し込む会社(契約先)は違っても、実際にピンポーンとチャイムを鳴らして運んでくるのは、あの制服を着たヤマトのドライバーさんというケースは非常に多いのです。
代わりとなるサービスの賢い選び方
では、星の数ほどあるレンタル業者の中から、かつてのヤマトのような安心感を得られるサービスをどう選べばよいのでしょうか。失敗しないための基準は明確です。
最も重要、かつ最初に見るべきポイントは、「どこの配送業者を使っているか」です。レンタル会社のウェブサイトにある「配送について」や「ご利用ガイド」、「よくある質問」のページを必ずチェックしてください。そこに「ヤマトホームコンビニエンス(らくらく家財宅急便)を利用します」や「佐川急便(設置サービス付)」と明記されている業者であれば、配送品質はかつてのヤマトレンタルと同等レベルであると判断できます。

逆に、「自社便」としか書かれていない場合は注意が必要です。自社便には「融通が利く」というメリットがある反面、配送エリアが極端に狭かったり(東京23区限定など)、スタッフの質にバラつきがあったりする可能性があります。全国展開している大手配送業者を利用しているということは、それだけで一定のサービス品質が担保されている証拠でもあるのです。
次に確認すべきは「管理品質」です。中古家電に抵抗がある方も多いと思いますが、「分解洗浄」「オゾン殺菌」などの具体的なクリーニング工程を写真付きで公開している業者は信頼できます。また、万が一故障した際に「電話一本で無料交換してくれるか」という保証体制も重要です。ヤマトはメンテナンスもしっかりしていましたが、代替業者を選ぶ際も、この「清潔さ」と「保証」の2点は妥協してはいけないポイントです。
ヤマト運輸の家電レンタルに代わるおすすめ業者
サービスが終了したことを嘆くよりも、今の時代に合った、そしてあなたのライフスタイルに最適なサービスを見つけることの方が建設的です。ここでは、ヤマトの品質や安心感を求めている方に自信を持っておすすめできる代替業者と、その具体的な活用法について解説します。

ヤマト配送網を使う「かして!どっとこむ」
「どうしてもヤマトのドライバーさんに運んでほしい」「全国どこへ引越しても対応してもらえる安心感が欲しい」という方にとって、業界最大手の「かして!どっとこむ」は、実質的な後継者とも言える最も有力な選択肢です。
この会社は35年以上の実績を持つ老舗で、全国に営業所を持っています。特筆すべきは、自社便エリア外への配送や大型商品の配送において、ヤマトホームコンビニエンスなどの大手運送会社を積極的に利用している点です。つまり、申し込み窓口は「かして!どっとこむ」になりますが、実際にあなたの新居まで冷蔵庫を運び、設置し、梱包材を持ち帰ってくれるのは、手慣れたヤマトのスタッフである可能性が高いのです。
また、ヤマトユーザーが求めていた「実用性」と「コストパフォーマンス」の面でも非常に優秀です。中古家電4点セット(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ)などのパッケージプランが充実しており、1日あたりのコストを数十円レベルまで抑えることも可能です。さらに、リモコンの電池、掃除機の紙パック、照明の蛍光灯といった消耗品を無料で提供してくれるサービスもあり、これはかつてのヤマトのサービス精神に通じる「おもてなし」の心を感じさせます。
新品と中古を選べる柔軟性もあり、「洗濯機だけは新品がいい」といった細かいニーズにも応えてくれます。ヤマトのレンタル難民となった多くのユーザーが、最終的にこのサービスにたどり着いているのも納得のスペックです。

アート引越センターとの提携関係
もしあなたが、これから引越しの見積もりを取ろうとしている段階なら、「アート引越センター」のサービスを利用するのが最もスマートな解決策になるかもしれません。
あまり知られていませんが、ヤマトグループとアート引越センターは業務提携を行っており、物流業界内での結びつきが非常に強い関係にあります。ヤマトが引越し事業を縮小した際、その受け皿の一つとなったのがアート引越センターでした。
アート引越センターには「レディースパック」や「学割パック」など多様なプランがありますが、オプションとして家電レンタル(提携サービス)を申し込むことができます。最大のメリットは、引越し作業と同時にレンタルの搬入・設置が行われる「完全ワンストップ」である点です。引越しのトラックで家財と一緒にレンタル家電も運ばれてくるため、別の日にレンタル業者の到着を待つ必要がありません。搬入や設置の立ち会いも一度で済みます。
「とにかく手間を減らしたい」「何度も立ち会いのために時間を空けるのは無理」という方にとって、この利便性は最強です。引越し見積もりの際に、営業担当者に「家電レンタルも一緒に頼みたいのですが」と一言相談してみることを強くおすすめします。引越し費用とセットにすることで、トータルの値引き交渉がしやすくなるという隠れたメリットもあります。

冷蔵庫や洗濯機セットの価格比較
代替サービスを利用する際、やはり最も気になるのは「結局いくらかかるの?」という料金の部分でしょう。ここでは、具体的な数字を出してイメージを固めていきましょう。
例えば、単身赴任や学生の一人暮らしで標準的な「中古冷蔵庫(140L前後)」と「中古洗濯機(4.5kg前後)」の2点セットを、1年間レンタルすると仮定します。業界大手の相場を見ると、配送料や設置料込みで約45,000円〜55,000円程度が目安となります。これを12ヶ月で割ると、月額約3,700円〜4,500円ほどです。
「月々4,000円なら、買ったほうが安いのでは?」と思うかもしれませんが、ここに含まれているサービス内容を見落としてはいけません。多くの老舗レンタル会社(かして!どっとこむ等)のプランには、往復の配送料、専門スタッフによる設置費、利用終了後の回収費、さらには使用中の故障に対する無料交換保証までが含まれています。
一方で、最近流行りの「おしゃれ家電サブスクリプション(CLASやRentioなど)」は、デザイン性の高い新品家電を月額払いで借りられますが、最低利用期間が短かったり、送料が別途かかったり、長期利用すると定価を超えてしまったりするケースがあります。これらは「お試し」には最適ですが、生活必需品を1〜2年借りるには割高になる傾向があります。
生活の基盤となる冷蔵庫や洗濯機を「安く、確実に」手配したいのであれば、おしゃれなサブスクよりも、配送費込みのパッケージプランを提供している質実剛健な老舗レンタル会社を選ぶのが、トータルコストを抑えるための経済的な正解です。

📝料金比較のポイント
表面上の「月額レンタル料」だけで比較するのは危険です。必ず「配送費」「設置費」「返却時の回収費」「中途解約違約金」を含めたトータルコストで計算してください。特に、回収費が別途1万円以上かかる業者もあるので注意が必要です。
購入とレンタルどちらが安いか検証
「メルカリやリサイクルショップでとにかく安く買って、ヤマトの家財宅急便で運べば、それが一番安いのではないか?」
これは、節約志向の高い方が必ず一度は考えるシナリオです。しかし、電卓を叩いてシビアに計算してみると、意外な「見えないコスト」が浮き彫りになります。
例えば、知人から冷蔵庫と洗濯機を「無料」で譲ってもらい、東京から大阪への引越しで持っていくとしましょう。ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」を利用した場合、冷蔵庫(200サイズ想定)と洗濯機(200サイズ想定)の輸送費だけで、それぞれ約5,000円〜6,000円、合計で1万円以上がかかります(時期や距離により変動)。
さらに、洗濯機をすぐ使えるようにするための「給排水ホース接続オプション」は別途3,300円〜かかります。そして、最大の問題は「退去時」です。不要になった冷蔵庫と洗濯機を処分するには、家電リサイクル法に基づくリサイクル料金と、収集運搬費を支払う必要があります。これがセットで約8,000円〜10,000円ほどかかります。
| 項目 | 購入して 自分で運ぶ場合 | レンタルパック利用 |
|---|---|---|
| 本体代金 | 0円〜20,000円 (中古) | 約45,000円 (1年利用料) |
| 配送料 (往復) | 約10,000円〜 (片道) | 0円(プラン込み) |
| 設置・接続費 | 約3,300円〜 | 0円(プラン込み) |
| 処分費 (回収費) | 約8,000円〜 | 0円(プラン込み) |
| 合計コスト | 約21,300円〜41,300円 | 約45,000円 |
| 手間 | 手配4回 (購入・配送・設置・処分) | 手配1回 (ネット申し込み) |
つまり、たとえ本体がタダでも、「運んで、設置して、捨てる」だけで約2万円〜2万5,000円の現金が出ていく計算になります。もし本体を中古ショップで2万円で購入していたら、総額は4万5,000円を超え、レンタルの相場と変わらなくなってしまいます。
ここに、「リサイクル券を購入しに郵便局へ行く手間」「収集業者を手配する手間」「退去日に合わせて搬出に立ち会う手間」という時間的コストが加わります。また、中古購入品には基本的に保証がないため、夏場に冷蔵庫が壊れたら自費で買い替えと処分を行わなければなりません。これらのリスクと労力を全てレンタル会社に丸投げできることを考えれば、金額差以上にレンタルの方が圧倒的にコストパフォーマンス(およびタイムパフォーマンス)が良いという結論に至るのです。
ちなみに、処分費用については経済産業省のページなどで公的なルールが確認できますので、一度目を通しておくと、いかに「捨てる」のにお金がかかる時代か実感できるはずです。
(出典:経済産業省『家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)』)

大型家具の配送制限と注意点
ヤマトの配送網(らくらく家財宅急便)を利用するレンタルサービスを選ぶ際、あるいは自分で配送を手配する際、絶対に知っておくべきなのが物理的な「サイズと重量の制限」です。これを知らずに大型家具を申し込むと、当日になって「搬入不可」と断られる最悪のケースが起こり得ます。
ヤマトの規定では、取り扱い可能なサイズは「3辺合計450cm以下」「最長辺250cm以下」と決まっています。そして、意外と見落としがちなのが「天地が定められたものは高さ200cm以下」というルールです。背の高いアンティーク食器棚や、一部の大型業務用冷蔵庫、カントリー調の大型ワードローブなどは、この200cmの壁に引っかかり、トラックに積載できないとして断られることがあります。
さらに注意が必要なのが「重量」です。通常料金で運べるのは100kgまで。101kg〜150kgまでは高額な追加作業料がかかり、150kgを超えるものはそもそも取り扱い不可となります。最近のファミリー向け大型ドラム式洗濯機や、高機能なマッサージチェア、金庫などは100kgを超えるものが珍しくありません。レンタルする場合でも、配送業者がヤマトであればこのルールが適用されます。「借りたい商品が150kgを超えていないか」は、スペック表で必ず確認すべき最重要チェック項目です。

📝ベッドの分解組立の落とし穴
ヤマトでベッドを運ぶ場合、そのままでは運べないので「分解」と「組み立て」の作業が発生します。これらはオプション料金となり、例えばシングルベッドでも分解3,300円、組立3,300円がかかります。
特に注意すべきは「ロフトベッド(システムベッド)」です。構造が複雑なため、分解に約13,200円、組立に約13,200円、合計26,400円もの追加料金がかかるケースがあります。これなら、現地で組み立て込みのレンタルベッドを利用した方が、どう考えても安上がりです。
ヤマト運輸の家電レンタル品質を求める方への結論
結論として、ヤマト運輸の家電レンタルサービス「クロネコおまかせレンタル」自体は終了してしまいましたが、私たちが求めていたその「品質」や「利便性」は、適切な代替サービスを選ぶことで十分に再現可能です。
重要なのは、ブランド名に固執することではなく、「配送網としてヤマトを利用している実績のあるレンタル会社」を選ぶことです。そうすれば、丁寧な搬入、正確な時間指定、清潔な梱包といった「ヤマト品質」の恩恵をそのまま受けることができます。また、引越しと同時に済ませたいなら、提携関係にあるアート引越センターなどの引越し業者経由で申し込むのも賢い戦略です。
「ヤマトで借りたい」という当初の目的は叶わなくても、「ヤマトのような安心感で、トラブルなく新生活を始める」ことは可能です。むしろ、餅は餅屋で、レンタル専門業者の充実した在庫と、ヤマトの配送網を組み合わせる形こそが、現代における最強のソリューションと言えるかもしれません。
ぜひこの記事で紹介した視点を参考に、あなたにとって最適なサービスを選んでください。新生活のスタートが、不安ではなく、ワクワクするような体験になることを心から願っています。
なお、配送エリアや料金、オプションサービスの詳細な情報は時期によって変更される可能性があるため、最終的な判断は必ず各サービスの公式サイトをご確認ください。
