花粉症の季節です。

この時期になると花粉症に苦しんでいる人をたくさん見かけます。

小さい子供やお年寄りなどはあまり花粉症になっていないイメージがありますが、最近では小さい子供の花粉症も増えてきているといいます。

子供の花粉症

一口に子供といっても小学生、中学生などいろいろなのですが、ここでいう子供は幼稚園くらいの子供から小学生の低学年くらいの子供をいうことにします。

小学生の高学年や中学生というと、もう大人と何ら変わらない大きさの子もいて、子供という感じではありませんからね。

ここではそんな子供でも使える花粉症の市販薬の紹介をしていきます。


私はおよそ30年ほど前に花粉症にかかりました。

症状は落ち着いてきましたが、それ以来ずっと花粉症とのお付き合いが続いています。

病院に行ったり市販薬や漢方を試したりしました。

そんな私が子供用の花粉症の市販薬について説明します。

花粉症の子供用市販薬


薬局やドラッグストア、ネットなどで手に入れることが出来る市販薬を紹介します。

シロップ剤

まずは3歳から服用できるシロップ剤です。

各社から2種類の薬が発売されています。

2種類と言ってもこれらは特徴がほとんど同じなので、同じ薬といっても良いかもしれません。
ただし、用量が少し違いますので注意して下さい。

これらの薬の特徴は

  • 3ヶ月以上の乳児から服用できる
  • ストロベリー味のシロップ剤

というもの。

効能は、アレルギー性鼻炎の諸症状(くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、なみだ目、頭重、のどの痛み)の緩和。

これらはとにかく乳児にも服用させることが出来るのが最大の魅力。

常時服用させるのではなく、あくまでも苦しそうでどうしようもない時などに服用させると良いでしょうね。

パブロンキッズかぜシロップ

【製造・販売】
大正製薬

【用法・用量】
添付の目盛付コップで次の量をはかり,1日3回毎食後,及び必要な場合には就寝前に服用してください。また場合によっては,約4時間の間隔をおいて1日6回まで服用することができます。
[年令:1回量:服用回数]
3才~6才:10mL:1日3回
1才~2才:7.5mL:1日3回
6ヵ月~1才未満:6mL:1日3回
3ヵ月~6ヵ月未満:5mL:1日3回
3ヵ月未満:服用しないこと

【成分・分量】
60mL中 成分 分量
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 16mg
グアイフェネシン 83.3mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg
アセトアミノフェン 300mg
添加物
白糖,スクラロース,安息香酸,パラベン,クエン酸Na,クエン酸,黄色5号,香料,バニリン

サトウストナシロップA小児用

【製造・販売】
佐藤製薬

【用法・用量】
下記の 1 回服用量を食後なるべく30分以内に服用します。場合により、1日6回まで服用できますが1日6回服用する場合には原則として約4時間の間隔をおいて服用してください。
年 齢:1回服用量:1日服用回数
3〜6歳:10mL:3回
1〜2歳:7.5mL:3回
6〜11ヵ月:6mL:3回
3〜5ヵ月:5mL:3回
3ヵ月未満:服用しないでください

【成分・分量】
成分・分量(60ml中)
アセトアミノフェン240mg
ジフェニルピラリン塩酸塩1.3mg
クエン酸チペピジン20mg
グアイフェネシン65mg
ビタミンB1硝酸塩8mg
ビタミンB2リン酸エステル4mg
麻黄湯エキス130mg
(マオウ267mg、キョウニン267mgケイヒ200mg、カンゾウ133mg)

チュラブル錠剤

ストナリニ・サット小児用

5歳から服用することが出来ます。

口の中ですぐに溶けるイチゴ味のチュラブル錠なので、飲みやすく錠剤の苦手な子供でも安心です。

水なしでさっと飲めるからストナリニ・サットなんですね(笑)。

くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、なみだ目、頭重、のどの痛みといった症状の緩和が期待できます。

【製造・販売】
佐藤製薬

【用法・用量】
下記の1回服用量をかむか、口中で溶かして服用します
服用間隔は4時間以上おいてください
年齢:1回服用量:1日服用回数
11〜14才:3錠:3回
7〜10才:2錠:3回
5〜6才:1錠:3回
5才未満:服用しないでください

【成分・分量】
9錠中
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 4mg、フェニレフリン塩酸塩 15mg、ベラドンナ総アルカロイド 0.4mg
添加物:エリスリトール、D-マンニトール、ヒドロキシプロピルセルロース、三二酸化鉄、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、サッカリンNa、サッカリン、香料(グリセリン、プロピレングリコール、デンプン部分加水分解物、エチルバニリン、バニリン、エタノールを含む)、その他1成分

点鼻薬

ほとんどのものは7歳未満は使用できないとなっていて、基本的には使えません。

ということは小学生からは使えるということになります。

ステロイドの点鼻薬ではなく、抗ヒスタミン点鼻薬ですが、副作用の問題があるので使用量と用法はきっちり守る必要があります。

ロートアルガードST鼻炎スプレー

アレルギー症状の発生を原因から抑えこむ抗アレルギー剤「クロモグリク酸ナトリウム」を配合したアレルギー専用点鼻薬です。

【製造・販売】
ロート製薬

【用法・用量】
7才以上:1回1度ずつ、1日3~5回(3時間以上の間隔を空けること)。
7才未満:使用しないこと。
3日間使用しても症状の改善が見られない場合には使用を中止し、医師又は薬剤師にご相談ください。

【成分・分量】
クロモグリク酸ナトリウム 1%、クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.25%、ナファゾリン塩酸塩 0.025%、ベンゼトニウム塩化物 0.005%
※添加物として、エデト酸Na、クロロブタノール、エタノール、リン酸水素Na、リン酸二水素Na、l-メントール、ポリソルベート80、グリセリン、CMC-Na、pH調節剤を含有する。

AGノーズアレルカットC(S)

抗アレルギー剤「クロモグリク酸ナトリウム」が、アレルギー誘発物質の放出を抑え、つらいアレルギー症状を緩和します。

【製造・販売】
第一三共ヘルスケア

【用法・用量】
7才以上:1回1度ずつ、1日3~5回(3時間以上の間隔を空けること)。
7才未満:使用しないこと。

【成分・分量(100ml中)】
クロモグリク酸ナトリウム1g、クロルフェニラミンマレイン酸塩0.25g、ナファゾリン塩酸塩0.025g、グリチルリチン酸二カリウム0.3g
添加物:エデト酸Na、ポリソルベート80、グリセリン、ベンザルコニウム塩化物

ナザールスプレー

【製造・販売】
佐藤製薬

【用法・用量】
7才以上:1回1度ずつ、1日3~5回(3時間以上の間隔を空けること)。
7才未満:使用しないこと。

【成分・分量】
(100mL中)
ナファゾリン塩酸塩・・・50mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・500mg
ベンザルコニウム塩化物・・・10mg
添加物として、ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、リン酸二水素K、リン酸水素2K、クエン酸、塩化Na、香料(フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、ポリソルベート20を含む)を含有します。

パブロン点鼻

【製造・販売】
第一三共ヘルスケア

【用法・用量】
7歳以上:1回1、2 度ずつ、3~4時間ごとに1日6回まで、両鼻腔内に噴霧してください。
7歳未満:使用しないでください。

【成分・分量】
100mL中 成分 分量
ナファゾリン塩酸塩0.05g
クロルフェニラミンマレイン酸塩0.5g
ベンゼトニウム塩化物0.02g
添加物
グリセリン

アルガード鼻炎クールスプレー

【製造・販売】
ロート製薬

【用法・用量】
7才以上:1回1度ずつ、1日3~5回(3時間以上の間隔を空けること)。
7才未満:使用しないこと。

【成分・分量】
100mL中
塩酸テトラヒドロゾリン・・・100mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・500mg
ベンゼトニウム塩化物・・・20mg
添加物として、リン酸水素ナトリウム,リン酸二水素ナトリウム,等張化剤,クロロブタノール,エタノール,l-メントール,ハッカ油,ポリソルベート80,グリセリン,カルメロースナトリウム(CMC-Na)を含有する。

こちらの市販薬を紹介している記事では、点鼻薬についての説明を記載していますので、よろしければご覧になって下さいね。

抗ヒスタミン錠剤(アレグラFXジュニア)

少し年齢は上がりますが、子供用の抗ヒスタミン錠剤も販売されています。

症状を引き起こす物質が体内に放出されないよう元から抑え、さらに症状の悪化も防いでくれます。

このアレグラFXジュニアは第2世代の抗ヒスタミン薬で、医者で処方される錠剤と同等のものとなります。

【製造・販売】
久光製薬

【用法・用量】
7才〜11才:1回1錠ずつ、朝夕1日2回
12才〜14才:1回2錠ずつ、朝夕1日2回
7才未満:服用できません

【成分・分量】

(1日量:2錠中)フェキソフェナジン塩酸塩60mg
(1日量:4錠中)フェキソフェナジン塩酸塩120mg

添加物:結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、ヒプロメロース、ポビドン、酸化チタン、マクロゴール400、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄

カプセル剤(パブロン鼻炎カプセルSα小児用)

7才から服用できる鼻炎治療薬で、飲みやすさを考慮したお子さま専用のカプセル剤です。

【製造・販売】
大正製薬

【用法・用量】
7才~14才:1カプセル:1日2回
7才未満:服用できません

【成分・分量】
塩酸プソイドエフェドリン30mg
マレイン酸カルビノキサミン3mg
ベラドンナ総アルカロイド0.1mg
無水カフェイン25mg

添加物:
メタケイ酸アルミン酸Mg,白糖,トウモロコシデンプン,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸Mg,セルロース,タルク,アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー,ステアリルアルコール,トリオレイン酸ソルビタン,黄色5号,ゼラチン,ラウリル硫酸Na

まとめ

子供に使用できる花粉症の市販薬を紹介しました。

子供って小さいので、気軽に市販薬をつかうには副作用など、怖い面もあります。

市販薬を使用するのは、

  • 夜中に症状が出てどうしようもない時
  • 病院が休みの時

に限った時のみとし、出来るだけ医者にかかって処方せん薬をもらうようにしましょう。

最初に言いましたが、花粉症のベテランの私が最終的に行きついたのがサプリです。
サプリはお子さんにも安心なので、興味があればご覧になって下さいね。

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