住吉大社は大阪にあり、地元では「すみよっさん」の名で親しまれている神社です。
全国には住吉神社という神社が2300以上あるのですが、この住吉大社はそれらの総本社となります。
創建は約1800年前にもなり、航海安全の神として熱い親交を集めてきました。
初詣の参拝客数は200万人を超え、関西屈指の初詣スポットとしても有名な神社となっています。

大阪府出身の私。
住吉大社のある堺市には親戚がおり、毎年住吉大社に初詣に行っていました。
それだけに馴染みのある場所となっています。
そんな私が住吉大社について説明したいと思います。
住吉大社のご利益とお守り
先程も説明しましたように、住吉神社は全国に2300以上ある住吉大社の総本山。
ご利益もたくさんあります。
それでは説明していきますね。
住吉大社のご利益
住吉大社の御利益は、
- 商売繁盛
- 商売発達
- 子授け
- 美容
- 芸能上達
- その他諸願成就
となっています。
それぞれどの社にどの御利益があるのかは次で説明しますね。
住吉大社の社の紹介とそのご利益
住吉大社には様々な社があり、それぞれに御利益があります。
ここでは社ごとの御利益について説明していきます。
本宮
ご利益は諸願成就。
本宮は第一本宮から第四本宮まであります。
それぞれの御祭神は
第一本宮:底筒男命(そこつつのおのみこと)
第二本宮:中筒男命(なかつつのおのみこと)
第三本宮:表筒男命(うわつつのおのみこと)
第四本宮:神功皇后(じんぐうこうごう)
となっています。
種貸社(たねかししゃ)
元種を授ける紙が祀られています。
ここでは二つの御利益があることでも有名です。
- 商売を始める資金の調達
- 子宝を授かる
なので、これから商売を始めようという人や子宝に授かりたい夫婦がよく参拝に訪れています。
楠珺社(なんくんしゃ)
ご利益は商売発達。
商売繁盛のお稲荷さんが祀られていて、商売人から熱い信仰を受けています。
浅沢社(あさざわしゃ)
女性の守護神として知られているため、女性は住吉大社に参拝した際には必ずお参りするのが習わしになっています。
芸能上達のご利益があるため、芸能人や職人の崇教も厚くなっています。
大歳社(おおとししゃ)
ご利益は集金満足。
ちょっと珍しいご利益ですね。
祈祷を受けた人に授けられる小石に「大」と書かれた「大歳守」には集金のご利益があるといわれています。
反橋(そりばし)
社ではありませんが、太鼓橋といわれている反橋は正面参道のある西大鳥居からすぐのところにある橋。
この橋を渡ると神様に近づく前に罪や穢れなどを払ってくれるため、渡るだけでご利益があると言われています。

住吉大社のお守り
さすが、住吉大社。
関西でも有数の人気お参りスポットなだけあってお守りの種類も豊富です。
厄除けや学業、安産など、いろんな種類がずらっと揃っているのですが、その中でも珍しいのが、
釣人守
です。

住吉大社は航海の神として長年その信仰を集めてきただけに、こういった釣人守というものがあるのですね。
そのご利益は「釣り」。
そのままですね。
釣りが趣味という方はぜひこの釣人守を手に入れてみましょう。
次に魚釣りに行った時には大量になるかもしれません(笑)
住吉大社の境内図と参拝ルート
関西でも有数のお参りスポットでもある住吉大社。
お参りの方法にも順番があります。
境内図とあわせて参拝の順番を紹介しますので、正しいルートでご利益を倍増しちゃいましょう。

反橋(太鼓橋)
まずは罪やけがれなどを払ってくれるという反橋を渡ります。
↓
本宮
本宮は第一から第四まで順番にお参りします。
↓
種貸社(商売繁盛)
↓
楠珺社(商売発達)
↓
浅沢社(芸能上達)
↓
大歳社(集金満足)
本宮をお参りした後は、授かりたいご利益に合わせて各社をお参りしましょう。
住吉大社へのアクセス
電車をご利用の方
住吉大社へ電車で行く場合は3種類の行き方があります。
- 南海鉄道 南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
- 南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
- 阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
- 阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉公園駅」から徒歩2分
中でもおすすめは阪堺電気軌道です。

これはいわゆる路面電車。
今では珍しくなった路面電車を大阪の街中で体験しちゃいましょう。
車・バイクをご利用の方
- 北方面からは、阪神高速15号堺線に入り「玉出」出口下車
- 南方面からは、阪神高速道路4号湾岸線の「大浜」出口下車
休日、特に年末年始などはかなりの混雑になりますので、車での参拝は避けましょう。
最後に
再度繰り返しますが、住吉大社は全国に約2300ほどある住吉神社の総本山。
年に数回あるお祭りも盛大なもので、各地から人が集まります。
行ったことのない人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。